WORK

このプロジェクトは守秘義務に配慮し、公開可能な範囲で内容を再構成しています。

業務効率化AIエージェント

対外オペレーション業務を、Slackから自然言語で制御できる実行基盤に再設計した匿名化受託案件。AIが実行計画を生成するが、外部副作用はPolicy Gateの機械的検証と人間の承認を通過するまで実行されない設計。担当者1人あたり月15〜20時間の工数削減を実現した。

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The Challenge

対外オペレーション業務の担当者は、プラットフォームごとに CLI を操作し、対応状況を Slack・CLI・Notion に分散して管理していた。条件変更のたびに手作業が発生し、確認コストと抜け漏れリスクが積み上がる構造だった。チーム全体で月60時間規模の工数がルーティンに消えており、オペレーション品質の改善に使える余力もなかった。

What I Built

設計の核心は「AIを実行主体にしない」という判断だった。Openclaw(AI)が実行計画を生成するが、Policy Gateが権限・テナント確認・Command Registry照合・引数スキーマ検証・影響範囲判定・dry-run完了・承認確認・冪等キー重複の8項目を機械的に検証するまで、いかなる外部副作用も発生しない。agent-with-toolsは採用せず、型付きAction DSLのCommand Registryに登録された操作のみを受け付ける構成にした。

Control Plane(受付・状態管理・承認)、Job Queue(非同期実行・冪等性制御・レート制限)、Sandbox Worker(コンテナ隔離環境)、State Store(実行状態の正)、Outbox/Reconciliation(Notion反映と状態照合の二重保全)、Audit/Observability(構造化ログ・append-only監査証跡)の各レイヤーを実装した。冪等キーはhash(action_id + target_set + selector + business_period)で構成し、Slackのネットワーク再送による二重実行を設計で防止した。Notionの eventual consistency とAPI rate limitに依存しない設計とするため、State Storeを正として扱いNotionを投影先に位置づけた。

Impact
月15〜20時間削減

担当者1人あたりの工数削減

10分1分台

状況確認にかかる時間

約1/4

コマンド更新時間の圧縮率

8項目

Policy Gateの検証チェック数

担当者1人あたり月15〜20時間の工数削減。コマンド更新時間を約4分の1に圧縮。状況確認を10分から1分台に短縮。GitHubに設計ドキュメント(アーキテクチャ・セキュリティ設計・オペレーション)を公開済み。